例えば、インフルエンザの死亡者数はそれくらいなのでしょうか?
調べていくと、直接インフルエンザを死因とする死亡者数の統計は存在していません。超過死者数というものをベースに推計されています。
これがすごい考え方で、通常の死者数に対して超過した分の死者が流行しているインフルエンザの死者数であり、超過している死者数はワクチンを打っていない人数に同等であるという考え方です。
統計学は詳しくないのですが、ワクチンを打っていないとインフルエンザにかかるということが前提になっています。その前提はどうかと思いますが、、、。
今回の新型コロナウイルスの死亡率と他の死因の死亡率を比べてみましょう。
まずは、日本の死亡者数の総数です。
統計局の人口データから抜粋です。年々死亡者数は増加しています。高齢化の進展ですね。比較のため、2018年から10年単位で比較しています。
少子高齢化により、年々死亡率は増加しています。こっちの方が問題のような気がしますが、、、、。
では、次にガンです。
ガン(悪性新生物)で亡くなる方も増えています。10万人あたりの死亡率が、300人を超えています。
新型コロナウイルスによる死亡者とは桁数が違いますね。
肺炎の死亡者数ですが、現在は10万人あたり76.2人となっております。この肺炎ですが、誤嚥性肺炎やインフルエンザなども含まれています。
2011年に12万人を超える死亡者となっていますが、ここ数年は減少傾向になっています。2020年の死者数が急激に増加するようであれば、超過死亡となりますので、カウントされていない新型コロナウイルスの死亡者ということになります。統計データの集計待ちとなると思います。
ちなみに、自殺者の数です。
死亡者数 人口 自殺
今後、深刻な不況となると自殺者が増える可能性があります。どんな病気よりも恐ろしい死因となるかもしれません。
新型コロナウイルスの死亡率は低い!?
- 死亡率が低いことだけでは、怖くないとは言えませんが、人口に占める死亡率はかなり低いです。
他の死因と比較すると、新型コロナウイルスの死亡率は大変低いとわかりますね。
自殺を死因とした死亡率(人口10万人あたり)が16人に対して0.7人と大変低いです。
ガンと比較すれば、300人対0.7人ということですので、その差は歴然です。
では、なぜ新型コロナが怖いと思われているのでしょうか?
新型コロナの怖さは5つ!
新型コロナウイルスの怖さは、以下の5つにまとまるのではないでしょうか?
- 感染しているかどうかわからない
- 病状の急変
- 有名人が死亡
- 世界的に流行
- なんだかよくわからない
ⅰ.感染しているかわからない
無症状でも感染力を持っているということ、検査を受けにくい状態にあったことなどから、誰が感染しているかわからないということが、恐怖感を煽ります。
無症状でも感染力を持っているというのは、インフルエンザとの違いです。インフルエンザは症状がでる前の潜伏期間中は強い感染力がないと言われています。
PCR検査を制限するのは病院の許容人数を保つためであると考えられます。それ以外の理由を付け加えていますが、今までの病気と同じように考えれば当たり前です。
医療保険の請求上、病気ではないのであれば、点数ももらうことはできません。病気疑いで検査をすることは一定数認められていますが、疑い検査は年々厳しくなっています。
不当に検査を行い、診療報酬を水増し請求している病院・クリニックが散見され、性悪説的に対応しているのが行政サイドです。
今回、そのような考え方が採用されたどうかわかりませんが、検査は絞る方向に行っているのが今の医療行政です。医療費削減のための方針であると言えます。
ただ、今回は感染症であり、普通に考えればPCR検査は疑いのある患者は全て受けるべきなのです。
今、熱もない、咳もないが、もしかしたら、新型コロナウイルスに感染しているのではないかという不安は耐えられないものです。
特に介護老人施設での院内感染は、高齢者を不安にさせました。誰からうつるかわからない、誰が病気を持っているかわからないという状態は、不安を増殖させてしまいます。
もしかしたら自分もという不安は、行動を萎縮させます。人の集まるところへは出かけない、人と接触しないという行動を産んでいきます。そして、家にこもりテレビをつければ新型コロナのニュースばかりとなれば、気がおかしくなるような状態です。
ⅱ.病状の急変
病状の急変があるということも不安を増大させます。
今まではそんなにひどい症状ではなかった患者の病状が急変するというのは、医療機関にとっては大変な状況です。人工呼吸器をつけていない状態からの急変ですので、常時病状の変化をみる必要があります。これは人手がとんでもなくかかる、さらに神経をすり減らす治療ということになります。
一般の方にとっては、急に病状が変わる病気となると、短絡的に感染すると死ぬになってしまいます。可能性は0%ではありません。感染し症状が出ると、致死率が5%くらいです。基礎疾患を持っているというファクターもあるので、今の健康状態にも左右されますが、高齢になれば何かしらの基礎疾患は持っています。そうなれば、全ての高齢者が不安に感じます。
ただ、急変は怖いのですが、感染者数自体は少ないこと、治療を的確に受けることができれば死に至ることは少ないのですが、イメージが作られてしまい、不安は増大していくのです。
ⅲ.有名人が死亡
これが衝撃的であったと思います。志村けんさんは、テレビをよく見ている人であれば知っている有名人です。彼の死亡発表後、新型コロナウイルスへの恐怖感が強くなりました。
他にも、多くの有名人が無くなっています。これにより、一般の方は恐ろしさを強く感じたのではないでしょうか。
誰でも知っているセレブの死は、不安を強くします。死亡者数としては、一人でカウントされるのですが、社会的なインパクトは大きくなります。しかも70歳とまだ平均寿命よりも若く、もしかしたら私もという70歳以上の方は思います。
これにより不安はより強くなります。
ⅳ.世界的な流行
今回の新型コロナは、中国武漢発で全世界に広がりました。欧州、北米、南米、アフリカ、中東など全世界です。世界的な感染となると、不安は強くなります。
毎日の報道でも、世界感染動向が発表されます。毎日増加していく感染者数は不安にさせます。
イタリア、フランス、アメリカ、ブラジルの感染者の伸びはすごいですね。こんな感じであれば、とんでもなく不安になります。
ⅴ.なんだかわからない
これが一番怖い状態です。報道も統一性もないですし、全てはワクチン開発ができてからという考え方です。
ワクチンに関しても、体に悪影響を与えるものであるという考え方も根強いです。ワクチンに含まれる成分に水銀などが多く、本来の効果よりも体に悪影響を与えていると言われています。これは、インフルエンザワクチンも同様です。インフルエンザワクチンを打っても、インフルエンザにかかりましたという人も多いのですから、ワクチンが万能ではないことがわかります。
誰が感染したのかわからない、どうすると感染するかわからないと、目に見えないウイルスに恐怖する気持ちもわかりますが、よくわからないからという恐怖もいかがものかと思います。
新型コロナウイルスは怖いのか?
新型コロナウイルスは、怖くないと思います。
怖くないというのにも条件はあります。
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- 発熱などがあった場合にPCR検査を受けることができる。
- 軽症患者を隔離できる。
- 病院のベットが埋まっていない
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このような条件が当てはまっていれば、重篤な基礎疾患を持っていない限り、死に至ることはありません。
また、一度新型コロナウイルスに感染し、入院になるほどの症状を抱えていないことも条件になると思います。
とにかく、現状、条件が満たされないことはないと言えます。病床の確保もできているので、問題はないです。
普通に生活している分には、死ぬことはないです。死が想像できないのであれば、恐怖感も軽減されると思います。たとえば、インフルエンザの感染に関して、死を意識する人は少ないです。同じような感覚で問題ありません。
新型コロナにどう対応していくのか?
実際に新型コロナウイルスに対応するために必要になるのは、
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- うがい・手洗いをする
- 日光に当たるようにする
- 睡眠はしっかりとる
- 健康的な食事をする
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以上のような習慣になると思います。
マスクは、もし自分が感染していた場合に他人にうつさないというエチケットでしかありません。感染予防には効果がないです。それよりも、流水でしっかり手を洗うということが感染を予防します。
三密はどうなのでしょうか?
クラスター感染が発生すると言われています。これは、密閉がもっとも大きな要素です。
エアコンでは換気はできません。窓を開けるということが重要になってくると思います。ただ、お店のような定期的にドアが開くような場所では感染しないような気がします。
ただし、これは個々の判断です。ご自身の頭でしっかり考えて行動を決めていただきたいと思います。